JTSS-日本溶射学会-Japan Thermal Spray Society

English

  • 学会について
  • 支部/分科会
  • 学会の出版物
  • イベント情報
  • リンク

支部/分科会

  • 支部
  • JIS委員会
  • 表彰委員会
  • 研究分科会
  • 若手の会

研究分科会

 研究分科会は特定のテーマに対して研究チームを学会員を中心に組織し、期間限定で集中して事例研究や意見交換などにより研究を行うものです。





2025年度から発足する研究分科会メンバーの募集

2025年度から3つの研究分科会が新たに立ち上がります.溶射技術の新たな可能性を探求できる分科会ですので,奮ってご参加いただきますよう,ご案内申し上げます.

「皮膜強度」研究分科会

主 査:小川和洋(東北大学)
概 要:近年の高圧・高温・高密度等の苛酷な条件下で使用される溶射皮膜では,さらなる強度信頼性の向上が重要である.本分科会では,溶射条件,粒子の径・形状・粒度分布,基材表面状態等を変化させた場合の皮膜強度・界面強度を評価・検討し,安全性・信頼性に富む,皮膜の開発を図る.また,正確な皮膜強度・界面強度評価手法に関しても検討する.

「AI技術活用」研究分科会

主 査:渡邊 誠(国立研究開発法人 物質・材料研究機構)
概 要:AI技術は大きな技術革新を引き起こしつつある.人間のような自然な対話が可能となり,膨大な知識を有するライブラリーとしての利用や,様々な文書の要約・翻訳,プログラミング,データ分析など,多様な応用が可能である.本分科会では,最新の身近なAI技術について理解を深め,参画メンバー同士の情報交流を通じて,溶射産業や研究における事例の創出を図る.

「溶射プロセスにおけるライフサイクル環境負荷評価」研究分科会

主 査:和田国彦(株式会社 東芝)
概 要:サステナブルな社会の実現に向けて,その基盤となる製品ライフサイクルにおける環境負荷を評価するライフサイクルアセスメントやカーボンフットプリント等の手法の重要性が高まっている.本分科会では,これら手法の技術動向を調査するとともに,溶射プロセスや溶射皮膜を適用した製品のユースケースを想定した環境負荷評価を行いながら,算定手法の確立に向けた課題や,溶射におけるCO2排出量等の環境負荷低減のポイントを一緒に考えてゆきたい.

【申込方法】下記フォームからお申込みください.
参加希望の分科会に,①氏名,②勤務先,③メールアドレスを入力ください.
複数の分科会に参加希望の場合は,それぞれの分科会に入力ください.

研究分科会 申込フォーム

詳細は研究分科会募集案内をご覧ください



<活動を終了した研究分科会>

〇「コールドスプレー研究分科会」

我が国におけるコールド(ウォーム)スプレー技術に関する基盤確立に向けて,産官学各研究者の有する研究成果を事例紹介し,自由に意見交換するとともに,最新技術動向の紹介等も行い,会員相互の技術的・人的交流,会員各機関での技術力向上,技術転移促進への支援を図ります。

主 査        榊 和彦(信州大学)

   

コールドスプレー研究分科会報告

〇「環境遮蔽コーティング(EBC)研究分科会」

設立目的:
 航空機エンジンや発電用ガスタービン等へのCMC(Ceramic Matrix Composites)等の軽量耐熱セラミックス部材の活用は,より高温環境での使用を可能とし,高効率燃焼や排熱を最小限に抑えた熱エネルギーの有効利用の観点から極めて重要な役割を担う.しかし,使用時の過酷な環境による劣化が危惧され,それを防ぎ,部材の長期間使用を可能にする表面被覆技術が,国際的に差別化された軽量耐熱セラミックス部材の実現において必要不可欠である.
本分科会においては,EBC皮膜材料,EBC成膜プロセス,EBC皮膜の長期信頼性評価の3つのWGを設置し,それらのWG間の関係を密にしながら,EBC技術を開発し,軽量セラミックス部材の表面被覆に適用することにより,航空機エンジンや発電用ガスタービン等における高温部材の大幅軽量化と使用環境下における耐熱性,耐久性,ならびに信頼性の飛躍的向上の実現を目指す. 特に,溶射プロセスとしてはサスペンション溶射を主として考えているが,他のプロセスの可能性も検討していく.

主査     小川和洋(東北大)

Copyright © 2010,Japan Thermal Spray Society ※このホームページは、日本溶射学会 広報委員会が管理運営しています。