研究分科会
研究分科会は特定のテーマに対して研究チームを学会員を中心に組織し、期間限定で集中して事例研究や意見交換などにより研究を行うものです。
現在活動中の研究分科会はありません(2023年10月現在)。
<活動を終了した研究分科会>
〇「コールドスプレー研究分科会」
我が国におけるコールド(ウォーム)スプレー技術に関する基盤確立に向けて,産官学各研究者の有する研究成果を事例紹介し,自由に意見交換するとともに,最新技術動向の紹介等も行い,会員相互の技術的・人的交流,会員各機関での技術力向上,技術転移促進への支援を図ります。
主 査 榊 和彦(信州大学)
コールドスプレー研究分科会報告
〇「環境遮蔽コーティング(EBC)研究分科会」
設立目的:
航空機エンジンや発電用ガスタービン等へのCMC(Ceramic Matrix Composites)等の軽量耐熱セラミックス部材の活用は,より高温環境での使用を可能とし,高効率燃焼や排熱を最小限に抑えた熱エネルギーの有効利用の観点から極めて重要な役割を担う.しかし,使用時の過酷な環境による劣化が危惧され,それを防ぎ,部材の長期間使用を可能にする表面被覆技術が,国際的に差別化された軽量耐熱セラミックス部材の実現において必要不可欠である.
本分科会においては,EBC皮膜材料,EBC成膜プロセス,EBC皮膜の長期信頼性評価の3つのWGを設置し,それらのWG間の関係を密にしながら,EBC技術を開発し,軽量セラミックス部材の表面被覆に適用することにより,航空機エンジンや発電用ガスタービン等における高温部材の大幅軽量化と使用環境下における耐熱性,耐久性,ならびに信頼性の飛躍的向上の実現を目指す. 特に,溶射プロセスとしてはサスペンション溶射を主として考えているが,他のプロセスの可能性も検討していく.
主査 小川和洋(東北大)